皮膚のトラブル、炎症を抑えてくれるステロイド軟膏の田辺三菱製薬のフルコートf。
CMも流れているので、知名度は抜群ですね。
フルコートfはドラッグストアなどで購入できる、ステロイド入りのお薬です。
フルコートfの特徴
①炎症を抑える
アトピーや皮膚炎でかき壊して炎症を起こしてしまった肌に有効。
かゆみ、かぶれ、炎症などを抑えてくれます。
②化膿を抑える
化膿してジュクジュクした患部にもフルコートfは使えます。
「フラジオマイシン硫酸塩」が配合されており、患部の細菌の増殖を防いでくれます。
ステロイドランク。フルコートfは「ストロング」
ステロイドにも色々種類があり、それぞれステロイドの強さが違います。
- ウィーク
- マイルド
- ストロング
- ベリーストロング
- ストロンゲスト
数字が大きいほうがステロイドが強くなっています。
フルコートfの強さは3番目の「ストロング」。
ベリーストロングとストロンゲストは医療用医薬品ですので処方箋がないともらえません。
フルコートfは市販薬で買える一番強いステロイドといえますね。
フルコートfの使い方
ステロイドの正しい使い方をご存知ですか?
強いステロイドを使いたくないからといって、初めに弱いランクのステロイドを使い、それが効かないと強いランクのステロイドを使う・・・ということは良くありません。
これだと、長期間ステロイドを使うことになりますし、炎症が慢性化してしまいます。

正しいステロイドの使い方は、初めに強いランクのものを使い、短期間で治してしまいます。かき傷も広がらないので、傷や黒ずみが残りにくいです。
治ってきたら弱いランクのステロイドに切り替えるのがベストです。
ステロイドの連続使用は5~6日程度。1週間以上は連続して使わないようにしましょう。
それでもよくならない場合はお医者さんに行くことをおすすめします。
塗る回数は1日2回。(炎症がひどい場合は3回)
入浴後は皮膚がきれいになっているので、ステロイドの効果が十分に得られます。
フルコートfを使用する面積は、患者さんの手のひら2~3枚分まで。
フルコートfは顔にも使えます。
ですが、顔は皮膚が薄くなっていますので、薬を薄く塗るようにしてください。
目の周りには使用できません。
ステロイドの副作用は?
ステロイドは短期間の使用であれば副作用はありません。
危険なのは飲み薬のステロイドです。
塗り薬に関しては正常に使用すれば副作用はありません。
間違った使い方をしていると、皮膚が赤くなる、皮膚が薄くなり血管が透けて見える、皮膚が細菌やカビなどの感染症にかかりやすくなるといった症状が現れる場合もあります。
長期間にわたっての使用の場合は、副作用が起こる場合がありますので注意が必要です。
フルコートfを使ってみました
フルコートfは5g入り。
使い始めは封がされていますので、ふたの後ろについているトゲで封を開けます。
開けてみました。
こちらがフルコートfの軟膏です。
つらいかゆみは素早く治す!
皮膚がかゆくなると、かいてしまいますよね。
でもそれって炎症を悪化させているんですよね・・・。
かかなければすぐに炎症も治ってしまうのですが、痒みってなかなか我慢できるものではありません。
ステロイド入りのお薬は皮膚が薄くなったり黒ずんだり・・・ってよく聞きますよね。
あまりいいイメージがないステロイドですが、正しい使い方であれば、かゆみや炎症を抑えるのに最も有効なお薬です。
痒みや湿疹はひどくなる前にさっさと治しちゃいましょう!
フルコートfには今回紹介した水色の箱のものほかに、ステロイドランクの弱い「コートfMD軟膏」。
こちらは2歳ぐらいまでの子供にも使えるステロイド入り軟膏。強さは一番弱いウィークです。
こちらは「コートfATクリーム」ステロイドの強さはマイルドで、幼児~小学生ぐらいまで使えます。
フルコートfの詳細はこちらです。